居ながら改修は建物や住居に住んでいる方が移転や引越しなどをせず、そのまま改修工事を行う方法です。
特に老人ホームや養護施設など、住居者の負担や移動が困難な場合によく行われる改修方法です。
居ながら改修にはどんなメリットとデメリットがあるのか紹介しましょう。
メリット
・住居者の負担がなくなる
・引越し費用や移転費用がかからない
デメリット
・住居者の身体的、精神的負担がかかることがある
・施工スピードが遅くなる(工期が長くなる)
メリットは住居者にとって引っ越しの必要がありませんので費用面や移動の負担がなくなります。
引越しの荷物をまとめたり、搬出の必要がなくなるので浪費時間が発生しません。
それに対しデメリットは、やはり住み続けてそのまま施工する形になるので、住居者がいる間はその部分の施工を後回しにするなど、施工手順やスピードに影響が出てきます。
そして騒音なども日々続いてしまいますので精神的ストレスもかかります。
移動負担はないものの、普段の生活と全く同じ状況ではないという点はデメリットです。
一般の方が居ながら改修を行うことは少ないですが、病院施設や老人ホームなどで高齢者や障害者にとっては居ながら改修のほうが負担が少ないです。