家を建てる前に必ず不動産会社や住宅メーカーが行うのが地盤調査。
その場所に家を建てても倒壊しないかという判断基準になるものです。
日本は海に囲まれ、川も多いです。
低地になればなるほど、様々な川の流域に囲まれます。
そうなると、どうしても軟弱地盤になることが多いです。
家は木造2階建てで、60トンほどの力が地面にかかるといわれています。
軟弱地盤に家を建ててしまうと地盤沈下を起こして、家が傾いたり、土台部分が欠陥したり、亀裂を起こしてしまうことがあります。
不動産会社や住宅メーカーがいい加減な地盤調査しか行っていないと軟弱なところに家を建て、結果的に数年後住宅が傾いてしまうなんてことが起こりえます。
実際、家が傾いて窓やドアが開きにくくなる事態も発生しています。
そういった状況を回避するため、過去の施工履歴などを調べて、安心できる地盤調査を行っているか、購入者もしっかり見極める必要があります。
尚、地盤調査を行って仮に軟弱でも家を建ててはいけないというわけではありません。
地盤改良を行ってから家を建てることは法律上許されています。
軟弱な部分を取り除く表層改良工法、柱を埋め込んで地盤を改良する柱状改良工法などがあります。
住宅購入前は地盤調査方法や地盤改良方法などについて質問しておくと良いでしょう。