バリアフリー住宅の設計で気をつける点とは?

バリアフリーとは高齢者や障害者にとって不自由なく暮らせる環境の整った家を指します。
公共施設などではすでに取り入れられていましたが、戸建て住宅でもバリアフリー仕様のお家が増えてきています。

そこで、バリアフリー設計の住宅を建築する際、どういった点を気をつけるべきかポイントをまとめました。

・必要以上に手すりを作らない
・必要なところだけスロープを作る
・水周りは広めに作る

バリアフリー設計というと、手すりを思い浮かべる方が多いかと思います。
確かに歩く際、腰をかがめる際などに手すりがあった方が負担を軽減できます。

ただ、必要以上に手すりを取り付けてしまうと不便になってしまうこともあります。
例えば、階段や通路。
物を運ぶときに手すりにぶつかってしまって、往来が窮屈になることも考えられます。

スロープも急な階段がある場合は有効ですが、特に段差が高くない場合は、スロープを作ってしまうとかえって距離が長くなってしまったり、あるいはエントランス部分が手狭になってしまうこともあります。

このように配慮したつもりが、生活に支障をきたしてしまうこともあるので注意が必要です。
お勧めの方法は設計時にご高齢者や障害者の方の意見をしっかり聞くこと。

どの部分に手すりがあると助かるのか、どれぐらいの段差だったら問題ないのかなど。
本人の意見を尊重した方が無理のないバリアフリー設計が可能になります。