一般住宅にも導入できる消融雪工事とは

冬、しんしんと降り積もる雪。雪が降らない、積もらない地域ではあまり話題に上がることはありませんが、雪国に住む人にとっては毎年、毎朝の雪かきは非常に大変なものです。ひどい時には家屋が潰されてしまうほどの重量になり、除雪車に巻き込まれたり屋根の雪下ろしの際に落下したりと雪かきに関連する事故で100名以上の人が命を落とした年もありました。

 

雪深い地域で重宝されるのが、消雪・融雪のための工事です。雪かきの際に困ることの一つが、集めた雪を運ぶ場所がないことです。消雪や融雪なら雪かきの手間が省けるだけでなく、雪を運ぶ必要もなくなり家主の負担が大幅に軽減されます。公共施設や道路などに設置されている例は多いですが、近年では一般住宅でも消雪や融雪に関する設備の導入が進んでいます。豪雪地帯として有名な地域では、屋根に特殊なシートを貼り水を流すことで雪を解かす消融雪システムを取り入れている家屋も増えているそうです。

 

消融雪工事にはさまざまな方式があり、ボイラー方式、ヒートポンプ方式、ルーフヒーター、マットタイプ、ネットタイプなど設置する地域や住宅により最適なものを選ぶことが出来ます。新築住宅に設置するだけでなくリフォームとして導入することも出来るため、消融雪工事が可能な施工会社を探して相談するのが良いでしょう。