家を建てるときに知っておきたい4つの機能について

家を建てるときは、目的によってどんな機能を強化したいのか意識すると良いでしょう。

耐火性

耐火性は仮に火災が発生した時にその火が燃え広がらないようにする力のことです。
木造住宅だと火が燃え広がってしまうイメージがありますが、木材の種類によっては表面が炭化し、燃え広がらない性質のものもあります。

断熱性

断熱性は外壁材、あるいは内装材によって外気熱の影響を受けにくくなることを指します。
外気熱の影響を受けないということは、仮に夏が灼熱の暑さでも室内に冷気が漂っていれば暖まりにくく、いつまでも涼しい環境を保てるということです。
エアコンの効きが良くなり、光熱費削減につながるなど経済的メリットもあります。

防音性

防音性は室外の騒音を遮断し、逆に室内からの音を外部に漏れないようにする性質のことです。
吸音材とも言われる外壁材を使用することで、外からの音が中に伝わりにくくする施工もあります。
他には石膏ボードやタイルなどを使って壁に厚みを持たせ、音を減衰させる方法があります。


絶縁性

絶縁性は電気や熱を通しにくくする性質のことです。
電磁波が室内に多く流れていると、その影響で電磁過敏症を発症してしまう人もいます。
具体的には、疲労感やめまい吐き気、動悸など。
こういった症状を防ぐために室外の送電線や配電線などの影響を受けにくくする施工が取り入れられています。