住宅選びの基準として欠かせないのが耐震性と耐候性です。
耐震性は地震が起こったときに崩壊を防ぐもの。
日本で住宅を建てる場合は、建築基準法に満たしていることが条件となります。
大震災が起こっても倒壊しないような耐震性を望むなら耐震等級の高い住宅がお勧めです。
ちなみに災害時の防災施設として利用される消防署や警察署、学校などは耐震等級3に相当します。
一般の耐震等級が1で、その建物に比べて1.5倍の耐震性があります。
そしてもう一つ、家の寿命を図る上で重要なのが耐候性。
屋根や外壁が変色したり、劣化してしまう性質は耐候性に乏しいと言えるでしょう。
太陽光からの紫外線によって日焼けが発生し、塗装が剥がれたり、あるいは暴風雨などの影響により変形、変色してしまうことがあります。
こういった状況を回避するには、屋根や外壁に使用される塗料の性質を重視する必要があります。
どうしてもアクリル製塗料だと耐候性が劣り、5年未満ですぐに塗装が剥がれたり、防水性が落ちてきてしまいます。
少なくとも、ウレタンやシリコン製の塗料を使うようにしましょう。
質の高いものではフッ素塗料などもあります。
フッ素塗料なら15年以上は経年劣化せず状態を維持できます。