建築基準法は建ぺい率や容積率、高さ制限などの基準となるものです。
建ぺい率は土地に対して建物がどれぐらいの割合を占めているのか。
容積率は建物の床面積が土地全体に対して何割程度占めているのか。
高さ制限は、建物の一番上の高さのことです。
つまり土地を所有していても、その土地を100%使って建物を建てて良いというわけではありません。
建ぺい率や容積率は、角地に当たる場所や防火地域に立つ耐火建築物に該当する場合などは緩和されることもあります。
建築面積の寸法は柱で支えている部分が対象となります。
例えば、1階と2階があって、2階のほうが部屋が大きいというケースがあります。
その場合は2階の外壁部分が建築面積の算定範囲となります。
バルコニーやベランダ等は含まれません。
他には建築基準法として道路斜線制限、隣地斜線、北側斜線、日影規制などもあります。
道路斜線制限は敷地が接している道路までの水平距離がどれくらい保たれているか、隣地斜線、北側斜線、日影規制は隣の家に影響のない造りになっているかなどです。
隣接する家に日差しが入らなければ規制に引っかかっているケースがあります。
規制に該当する部屋だけ屋根が低く設定されてるなんてこともよくあります。