電気絶縁性を含んだ建材や身近なものとは?

電気や熱を通しにくい素材のものを「電気絶縁性」と呼びます。
建材で使用されることがあるのは塩ビ、アクリル、ポリプロピレン)、ポリエチレンなどがあります。

塩ビを含んだ内装材、アクリル成分を含んだ外壁材などがあります。
健材で使用される目的としては、太陽光による紫外線を防止したり、あるいは発火(火災発生防止)しないように使われます。

他にも家すぐそばには送電線などが張り巡らされているので、そういった電波、電気を部屋内に入らないようにすることも考慮されています。
もし進入を許すと、人体や家電への影響が懸念されます。
尚、電気絶縁性は外壁や屋根だけでなく、ガラスにも含まれています。

家の中にあるもので言うと、電気配線やケーブルも電気絶縁性を持つゴムで囲われています。
こういったケースではシリコーンゴムがよく使用されています。
擦ったり、擦れてもいいように耐摩耗性にも優れた素材がケーブルには好まれるからです。

それ以外では家電製品もエポキシ樹脂やフェノール樹脂などの電気絶縁性を持つもので、コーディングされています。
家電は電気が帯びることがあるので、それを遮断する目的で電気絶縁性樹脂で断ち切るように作られています。