スロープ住宅とは?バリアフリーに欠かせない施工方法

近年、高齢者の方や足腰が不自由な方を考慮して自宅にスロープを設置するケースも増えてきました。

玄関から入り口付近までを階段ではなく、スロープにすることで車椅子の出入りもスムーズになります。

公共施設の駅や役所、その他ショッピングセンターなどでも導入されていましたが、住宅にも導入する人が増えつつあります。

ただしスペース的に余裕がないと設置が難しい箇所もあり、必ずしもどのご家庭でもスロープを設置できるわけではありません。

一般的に10センチの段差があるだけでもスロープが1m以上必要になります。
玄関から入り口までの高さに応じて、スロープが必要になりますので、その点解消するには外構や庭の一部を削る施工で対処するケースがあります。

もしどうしても設置が難しい場合はスロープの勾配をやや急にし、滑りにくい素材にすることも考慮しましょう。
石材やタイルをやめてクッション性のある素材に変更する等です。

ただ、その場合は全自動式の車椅子を普段から使用している人、あるいは介護できる人が常にいて車椅子を押してあげることが重要です。

自走車いすでは上り下りが難しくなってしまう可能性があります。

新築で施工前ならスロープありきの設計をすることが可能です。