石工事とは、どんな施工のことをいう?

石工事は石材を使った施工を指します。
マンションやアパートの共有部分の床石、壁面、建物を取り囲む外壁、庭の花壇などに使われています。

工事に使用される素材のことを指しているので、施工現場は様々です。

ただ、最近はモルタル施工による外壁は減ってきています。
コンクリート、モルタル、レンガ、タイル、ブロックなど固い素材の構造物は全て石工事と解釈して良いでしょう。

戸建て住宅の外構エクステリア部分をレンガで組み立てる場合も石工事になりますし、あるいは橋梁やダムなど大きな施設の防波堤設置なども石工事と呼ぶことがあります。

石工事はモルタルや生コンクリートのように柔らかい素材を型枠の中に流し込んで固めていく作業もありますし、もともと形が出来ているレンガやタイルを組み立てていくケースもあります。

レンガやタイルを組み立てていくときはモルタルを間に流し込んで接着剤代わりにして固まっていく方法、あるいは石と相性の良いボンド(エポキシ系接着剤)を使って取り付けていく方法があります。

下地材と石材がしっかり密着していないと暴風や震災で剥がれてしまうことがあります。
高所で設置する場合は落下の危険性もありますので十分注意が必要です。