エポキシ系接着剤はどんなときに使う?

エポキシ系接着剤ですが、成分は樹脂を合成して作られたものです。
樹脂の中に硬化剤が含まれていて、時間が経つと固まる性質があります。

エポキシ系接着剤は塗装でよく使われる接着剤です。

例えば、外壁塗装の下塗り、自動車の外装の下塗りなどです。
何かペンキや塗料を塗る前に塗っておくことで、その塗料がはがれにくくなります。

エポキシ系接着剤は透明のものが主流です。
例えば、外壁に塗っても外壁の色が変わることはありません。
透明のノリを塗っているような感じです。

エポキシ系接着剤は温度が下がると固まるまで時間がかかり、逆に温度が上がると固まるまで時間が短いという性質があります。

こういったことを考慮すると、外壁塗装として夏場にエポキシ系接着剤を使う場合は工夫が必要です。

例えば、2階建ての戸建て住宅に使う場面を想定しましょう。
まずは1階にエポキシ系接着剤を塗った後、塗装を行います。
その後、2階に再びエポキシ系接着剤を塗布してから塗料を塗るなどのように、接着剤を塗布してから塗料を塗る時間までを考慮してスケジュールを立てなければいけません。

もちろん建物の大きさや規模によって作業の仕方は異なるのですが、夏場と冬場でエポキシ系接着剤が固まるまでの時間が違うことも考慮して作業する必要があります。