耐震工事は地震に備えた耐震性を補強する工事のことです。
木造住宅の場合は基礎をコンクリートで補強したり、柱や梁に新たな木材を取り付けて、耐震性を強化する方法があります。
他には壁に厚みを持たせ、柱や天井の重みをしっかりと受け止めるようにする方法があります。
これで柱が傾いてしまったり、天井が抜けてしまうことを防ぎます。
また、古い家屋ですと屋根材に土瓦や粘土瓦が使われているケースがあります。
地震によってひび割れを起こし、倒壊する恐れもありますので、軽量のストレート屋根材などに変更する方法があります。
耐震工事を行う際は、まずは建物の構造をしっかりチェックし、劣化や欠陥の可能性を診断します。
特に木材の劣化具合、接合部のぐらつき、錆の発生がないかなどは耐震性を判断する重要ポイントです。
そこで耐震性に不安が感じられる部位を補強材で固定し、耐震性を高める方法が採用されます。
耐震工事は戸建て住宅の場合、補強内容にもよりますが100万円を下らないことが多いです。
壁、柱、梁、屋根全ての耐震工事を行うと、おそらく300万円を超えてしまうでしょう。
必要最低限の補強に抑えたい場合は、できるだけ築年数が浅い段階から定期的にメンテナンスすることをお勧めします。