地域による住宅の違いとは

地域によって家の構造、又は外構の構造が異なることもよくあります。
それはその地域の気象条件や環境を考慮しているためです。
具体的にどんな違いがあるのか見ていきましょう。


降雪地域の場合

雪が多く降るエリアでは屋根の構造が若干違います。

雪がたくさん降るところでは、多いと1メートルを超えることもありますから、通常の屋根だと雪の重みに耐えきれず、屋根が倒壊してしまいます。

そのため、降雪地域では屋根が急角度になっているケースも見受けられます。
あるいは天井や屋根の強度を強くして、あえて平らにし、雪かきをしやすいようにしているケースもあります。

また玄関は「玄関フード」と呼ばれる二重構造になっています。

これは積雪でドアが開けられなくなる可能性があるためです。降雪地域ならではの特徴でしょう。
 

温暖な地域の場合

一方、温暖な地域に行くとコンクリート製の家が目立ちます。
例えば沖縄。

沖縄は木造住宅よりも鉄筋コンクリート構造の家が多いです。
その理由として耐熱性に優れていること、台風が多い地域柄、強度が必要なことが挙げられます。

また沖縄の場合は独特な理由として、アメリカ軍の飛行が多いということもあり、騒音対策や揺れ対策として、外壁に厚みがある鉄筋コンクリートを採用しているといった側面もあります。