人が住まない家は、人が住む家に比べると劣化の進み具合が速いという話を聞いたことはありませんか？ 建物において、空気の循環はとても大切です。空気が澱み換気がされなくなると、建物にとっても良くない状態が長く続くことになってしまうのです。

閉め切った部屋の中では、さまざまな原因により発生したカビやほこり、悪臭の原因などがこもりやすくなっています。建物だけでなく中に住む人にとっても良くない状態のため、定期的に外の綺麗な空気と入れ替える必要があります。

窓を開けられない時でも換気扇を上手に使うことで建物内の空気を循環させることができ、空間内の空気がこもることを防ぎます。

お風呂などの湿気がこもりやすい場所では、特に換気が必要です。過剰な湿度はカビの温床となり、健康被害ももちろんのこと、カビ取りなどの日々の掃除も大変になります。浴室では24時間換気が推奨されているので、入浴時以外など使用していない時でも常に換気扇を回しておくことで湿度を下げることが出来ます。

ウイルス性の感染症が流行しやすい冬場なども、感染症予防の一つとして室内の換気が有効です。換気扇を止めてしまうと空気の循環が行われなくなってしまうため、暖房器具を使用している時間帯でも常時換気の換気扇はオンにしておきましょう。