いつ交換すればいい? 畳の寿命

和室に欠かせない「畳」。畳は経年により劣化が進み、新調時のような快適さがなくなってしまいます。古い畳は傷みやすいため、表面がボロボロになる、掃除がしにくい、何より見た目が良くないなどデメリットがたくさんです。

 

畳は「畳表(たたみおもて)」、「畳床(たたみどこ)」、「畳縁(たたみべり)」を使用したシンプルな構造になっており、表面が劣化してもメンテナンスを行うことで繰り返し使用することが出来ます。使用年数に合わせたメンテナンス内容は以下の通りです。

 

・約2~5年…裏返し

・約4~7年…表替え

・約10~15年…新調

 

まず新調してから2~5年、畳表面の色が褪せて劣化が目立ってきたら、畳表を「裏返し」て新しい面に交換します。畳表は両面とも使用できるため、裏返すだけでいいのです。ただし裏側まで劣化が進んでいた場合は、畳表そのものを交換する後述の「表替え」が必要になります。

 

裏返してからさらに2年、両面が傷んでしまったら新しい畳表を新調して張り替える「表替え」です。こちらも裏返して両面使用することが出来ます。

 

畳を使用して10年以上経ち、へこみなどの劣化が気になってきたらいよいよ「新調」です。古い畳はダニがたくさん潜んでいることもあり、あまりに長期間同じ畳を使い続けるのはおすすめしません。定期的に畳のメンテナンスをして、いつまでも快適な和室を楽しみましょう!