現代の住宅は、健康な成人が住むことを前提にして作られたものがほとんどです。そのため、何かしらの補助が必要な人が暮らすということはあまり考えられていません。共に暮らす人が車いすに乗るようになった、身体が弱って介助が必要になったというときは、バリアフリー住宅のしくみを取り入れることでみんなが過ごしやすい空間作りが出来ます。
これまでにバリアフリー住宅を建てた方の実例で、満足度の高いものをいくつかご紹介します。
実例1.1階で生活が完結する家
いざ介護が必要になった時、大きな壁となるのが階段です。水回りはもちろん、寝室も含めた生活の動線を全て1階にまとめることで、要介護者でも出来る限り自分で身の周りのことが出来るようになります。
実例2.温度差のない家
バリアフリー住宅ではヒートショック対策も重要です。建物全体の温度を適温で管理できると、快適なだけでなく結露やカビ・ダニの発生予防にもなります。
実例3.段差をなくす
段差のない家は、つまづきにくいという利点の他、掃除がしやすいというメリットがあります。フラットな空間は誰にも過ごしやすく、小さなお子さまがいるご家庭にもおすすめです。
その他、火を使わないオール電化や、平屋建ての家もバリアフリー住宅の要素を備えているといえます。将来を見越してバリアフリー住宅を考えるときにも是非参考にしてみてくださいね。