サイディング工事の分類

サイディングとは、外壁材の一種のことです。現在日本では約9割の住宅が外壁にサイディングを使用していると言われています。

 

サイディングには窯業(ようぎょう)系、金属系、木質系、樹脂系などがありますが、最も使用される頻度が高いのが窯業系サイディングです。セメントに繊維質を混ぜ板状に形成したもので、機能性に優れることはもちろん、デザインのバリエーションが豊富なことも採用される機会が多い理由の一つです。一方近年ではガルバリウム板金の人気が高まってきており、新築やリフォームなどで金属製サイディングを希望する人も増えています。

 

建設工事を請け負う際には建設業の許可を受けなければなりませんが、業種の中には外壁工事業やサイディング工事業といったものはありません。サイディング工事を行う場合は、扱う材質によって業種が決まります。窯業系サイディングであれば「タイル・レンガ・ブロック工事」、金属系サイディングであれば「板金工事」となります。なお、サイディング=外壁の塗装に関しては「塗装工事」、外壁シーリング工事は「防水工事」となります。

 

なお、建設業の許可の有効期間は5年間です。5年ごとに更新を受けなければ許可は失効してしまうため、引き続き業務を請け負うのであれば忘れずに更新の申請を行いましょう。