天井の高い家のメリット・デメリット

間取りを自由に決められる注文住宅。部屋の広さはもちろん、天井の高さも好きなように決めることができます。

 

建築基準法では、居室として使用するためには天井の高さは2m10cm以上あることが決まりとなっています。マンションや戸建ての1階では2m40cm、戸建ての2階以上では2m20cm前後であることが多いようです。床から天井までの高さが2m40cm以上あると、一般的な部屋よりも高さがあると感じられるでしょう。

 

◇天井を高くするメリット

 天井を高くすることで得られる一番のメリットは「開放感」です。また壁の高い場所に窓を取り付けることもできるため、昼間は日光による自然な明るさを取り入れることができます。暖かい空気を上部から排出することで風通しを良くし、天井が低い部屋に比べて暑い時期を快適に過ごすことができます。

 

◆天井を高くするデメリット

 暖かい空気が上部にたまるということは、人が生活する床付近の空気が温まりにくく、部屋内の暖房効率が悪くなります。足元の寒さが気になる場合は床暖房を設置すると良いでしょう。吹き抜けの構造にした場合、家中に音が響きやすいというデメリットもあります。ラグやカーペット、間仕切りのカーテンなどを活用して音が響かない工夫をするとよいでしょう。