内窓とも言われる二重窓ガラス（二重窓）。断熱性に優れることからこれまでも寒冷地に多く取り入れられてきましたが、近年では防犯や防音、省エネといった効果のために取り入れる住宅が増えているのだそうです。

二重窓は、その名の通り窓を二重にしたものです。窓の内側にもう一つの窓を取り付けることで、夏は外の暑さを遮断し、冬は屋内の暖かさをキープすることができます。窓と窓の間に空気の層ができることで外気の影響を受けにくくする効果があります。

求める機能に合わせた窓ガラスを採用することで、断熱性以外の効果も発揮します。声や楽器の音など防音効果を取り入れたい場合は「防音合わせガラス」、明るさはほしいけれど紫外線や暑さが気になるなら「遮熱高断熱複層ガラス」など、機能性に優れたガラスが多数開発されています。本来の二重窓の役割である暖房効率アップをより強化したいのであれば、熱を通しにくいアルゴンガスを含んだ「高断熱複層ガラス」が効果的でしょう。

防犯面では、空き巣に狙われやすい窓を強化する効果があります。万が一外側のガラスが破られても、もう一枚内側に窓があることで空き巣が諦める確率が高くなります。二重窓はリフォームとして取り入れることもできるので、新築だけでなく既存の住宅にも取り入れることが可能です。