間取り表記でよく目にする「DK」。ダイニング・キッチンの略称で、「台所と食堂の機能が1室に併存している部屋」を指します。
よく似た単語に「LDK」がありますが、こちらはリビング・ダイニング・キッチンの略称です。「今と台所と食堂の機能が1室に併存する部屋」のことで、ダイニング・キッチンにさらにリビングの機能が加わったお部屋を指します。
DKとLDKは、それぞれ最低限の広さが定められています。
居室が1部屋の場合 DK 4.5畳 / LDK 8畳
居室が2部屋以上の場合 DK 6畳 / LDK 10畳
DKとLDKでは必要な広さが異なるため、DKの方が部屋全体の平米数が小さく家賃が安い傾向があります。しかし、広さ以外には特に定められている点はありません。DKの方が安い、LDKの方が立派といったイメージがあるかもしれませんが、豪華なキッチンのDKやシンプルなLDKなど物件によって設備はさまざまです。間取り表記だけでどちらがよいかを決めてしまうのは早計です。
例えば、3DKと2LDKで迷ったとき、どちらがいいかの決め手になるのは住む人の生活スタイルです。居間と食堂を分けたい、個室を確保したいという希望があればDK、家族がくつろげる広いスペースを希望するのであればLDKなど、用途によって最適な間取りを選ぶとよいでしょう。