匠の技が光る」!宮大工の歴史と技術について

城郭や寺社仏閣は日本が世界に誇る伝統建築です。

宮大工は古くから伝わる城郭や寺社仏閣を手掛ける職人のことを言います。古くから伝わる伝統的な技法を継承していくため大工として最高の技術が求められる仕事です。

宮大工の歴史は古く飛鳥時代までさかのぼります。朝鮮半島から来た二人の僧侶が飛鳥寺を建てたことから始まり、聖徳太子もこの僧侶に学び法隆寺を建立したそうです。

寺社仏閣は住居とは違い「木組み工法」を用いて建てられているため木組みの技術を取得している大工でなくてはできません。通常の大工仕事であれば3年程修行をすると一通りのことは取得できますが、宮大工は一人前の宮大工になるには最低でも10年以上の修行をしなければならないと言われています。

先人の知識や技巧・知恵は師匠から弟子へと代々受け継いでいく宮大工は歴史の継承者とも言えるでしょう。

 

最近ではこうした最高の技術を用いた住宅が注目を集めています。それは宮大工が手掛ける木造住宅は通常の木造住宅とは違い、スギやヒノキと言った天然の木が持つ温かみや癒しなどに加えて、伝統建築を所どころに活かした建築が人気を集めています。

環境と人に優しい宮大工が作る住宅はこれからもどんどん進化し続けるでしょう。