ラーメン構造の仕組みやメリットを知ろう!

 

皆さまは「ラーメン構造」と言う名称を聞いたことはありますか?

ラーメン構造とは建物の構造形式の一種で垂直方向に建つ柱と、その柱と柱を繋いで水平方向にかけられる梁の接合部分を溶接などで一体化させて強化した構造のことを言います。

ラーメン構造は柱と梁で長方形のフレームを作って建物の強度を上げる働きがあるため、鉄骨造や鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造などの中高層のマンションやビルなどの近代建築物に用いられている比較的新しい工法です。

名前の由来はドイツ語で額縁や枠の意味がある「Rahmen」から来ていています。

ラーメン構造のメリットは地震の横揺れや大型台風による横からの強風に強く、強度の強い高層建築物を作ることができること、壁のない空間を作ることができるのでガラス張りの開放感のある建物の建設可能なことです。

その他にも斜め材となる部材が必要がないため空間を広く使うことができるのでリフォームがしやすくなるのもメリットのひとつだと言えるでしょう。

ラーメン構造は以前は接合部分難しいため主に鉄骨や鉄筋コンクリート造の建物に用いられていましたが、最近では工法の進化によって木造建築にも徐々に取り入られるようになりました。