あんどん部屋とはどんな部屋?名前の由来や特徴を解説!

「あんどん部屋」と言う言葉を聞いたことはありますか?

あんどん部屋とは建築用語で建築基準法の採光の基準を満たしていないため「居室」として認められていない部屋のことを言います。

建築基準法では床面積の1/7以上に窓が設置していなければ「居室」とは認められません。

そのため窓がない部屋や窓が小さい部屋は不動産での表示では「納戸」または「サービスルーム」として表記されます。よく不動産の広告などに記載されている「2SDK」や「1LDK+S」のSはサービスルームのSの略で、あんどん部屋のことを表しています。

あんどん部屋の名前の由来は、電気がなかった時代は「行燈(あんどん)」と呼ばれる照明器具を使っていました。そのあんどんをしまっておく暗い部屋のことをあんどん部屋と呼んでいた説と、遊郭で代金の支払いができない客を閉じ込めた部屋にあんどんが置いてあったことから「あんどん部屋」と呼ばれるようになったと言われる説があります。

あんどん部屋の用途は主に、収納部屋や倉庫、書斎、シアタールーム、趣味用の部屋などがあります。その他にはリフォームをしてウォークインクローゼットにしたり、家事部屋として活用したりすることもでき、使い方によっては用途が広がる部屋だと言えるでしょう。