熱線吸収板ガラスの特徴と熱線反射ガラスとの違いとは?

 

 

温暖化などの環境問題がクローズアップされている現在は、国をあげて省エネ住宅を推奨しています。

家の中で外気の影響を最も受けやすい窓ガラスも省エネ対応できるように進化してきました。

熱吸収板ガラスもそのひとつで、外からの熱の吸収を高めるためにガラスの原料に色の付いた鉄、ニッケル。コバルトなどの金属成分を混ぜてガラス加工をします。こうすることで金属が日射量を30~40%吸収して室内に熱を取り込むことを防ぎ、部屋の温度を一定に保つ働きがあります。

また、普通のガラスよりも少し色がついているので直射日光をやわらげて、眩しさを抑えてくれる効果あるのです。熱反射板ガラスは住宅や高層ビル、マンションなど幅広く使用されていて、直射日光を40%カットするため、特に高層ビルやマンションでは熱反射板ガラスを取り入れているところが多いようです。

 

熱吸収板ガラスに似ているものに熱線反射ガラスがあります。

熱線反射ガラスはガラスの表面に金属を焼き付けて日射を跳ね返して室内に太陽の熱の侵入を防ぐ働きがあります。また、熱線反射ガラスは金属でガラス全体が覆われているため外から中の様子が見えにくく、マジックミラーのような効果があり、選ぶ際には外観や機能を比較検討して選ぶようにしましょう。