吸収剤の種類と特徴・用途について

建設現場で使用されている吸収材にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴や用途が違います。

◇ 吸収剤シートタイプ

鉱物性の脂や植物性の油を吸収するシートタイプの吸収剤で水分は吸収せずに油分のみを吸収します。工場で機械周りの漏油対策や、油がこぼれた時に拭き取りをために使用することが多いようです。

 

◇ チューブタイプの吸収剤

筒状の袋に吸収剤が詰めてあり、細長く袋を曲げたり巻いたりできるうえに、なかには簡単に接続が出来るようにロープとフックが付いているタイプもあります。用途としては主に機械周りに油が漏れた時に、機械周りを取り囲むように置いて油の流出を防ぎます。

 

◇ マットタイプの吸収剤

玄関マットのように工場の入り口や通路、機械周りなどに設置して靴裏に付いた油を吸収します。その他には、飲食店の厨房への出入り口でも使用されています。

 

◇ 粒状タイプ吸収剤

主に油が漏れた床に撒いて油を吸収させて回収する目的として用いられます。使用する時には粒状タイプの吸収剤が使用できる環境であるかを確認してから使用してください。

 

使用する時には用途に合わせて選び、吸油用なのか吸水用なのか、それとも両方を使用できるのかを確認して選ぶようにしましょう。