RC造の(鉄筋コンクリート構造)ならではの特徴と、歴史について

建物を建築する際には、建物の種類や条件に合わせて作られていますが、木造と並び多くの建物に用いられているのがRC造です。

RC造(鉄筋コンクリート造)は柱や梁、床、壁が鉄筋とコンクリートで構成されて、鉄筋が組み込まれた型枠にコンクリートを流して固めているため強度が強く、耐震性にも優れているのが特徴です。

RC造は、主に中規模のマンションやビルを建築する時にRC造は用いられていますが、一般住宅でも注文住宅などで用いられることもあります。

RC造の魅力は、曲線的な建物も自由に作ることができるため外観を個性的なデザインにすることも可能で、そのうえ内装の設計の自由度も高いのでこだわりを持って家を建てたい方にはおすすめです。

 

RC造の歴史は1850年にフランスのランボー・J・Lが、鉄鋼を入れたコンクリートボードを製作したのが最初だと言われています。

その後、庭師のジョセフ・モニエがコンクリート製の植木橋を金網で補強することを考え、1867年のパリ万博に出店をして特許を取り、世間に広く知られるようになったそうです。

日本でも関東大震災によってRC造の耐震性や耐火性が実証され、その後近代技術として急速に発達して、現在も技術革新を繰り替えしながら広く用いられています。