ソーラーハウスとは?2つの種類の特徴を解説

ソーラーハウスは家で使用する電気を太陽熱をエネルギーとして活用できるように施工されている住宅をソーラーハウスと呼んでいます。

ソーラーハウスの言葉の由来は、中世のイギリスの住宅に設けられていた「日光浴室」を「ソラリウム」と呼ばれていたことから来ているそうです。

ソーラーハウスには採光や風通しを考えられて設計の「パッシブソーラーハウス」と、専用の機器が必要な「アクティブソーラーハウス」の2種類があり、それぞれの特徴を解説します。

 

・ パッシブ・ソーラーハウス

英語で「受動的」の意味を持ち、集合住宅などの大規模な建物の南側に設置されています。魔法瓶の中のような保温効果を持ち、断熱性を高めて太陽熱をため込んで維持する性能が優れているのが特徴です。雨の日や太陽があまりない日には補助暖房設備がサポートするようになっていて、夏のある日には冷房装置が稼働するシステムになっています。

 

・ アクティブ・ソーラーハウス

英語で「積極的」意味があり、野外に集熱装置や蓄熱装置などのいくつかの装置を設置して蓄熱します。パッシブソーラーハウスに比べると装置がコンパクトなので小規模住宅などに向いているのが特徴です。大きく分けると太陽光発電もアクティブソーラーハウスに分類されます。