枠組み壁工法の特徴とリフォームについて

日本の住宅の70%は木造住宅できていて、木造住宅には「在来工法」と「枠組み壁工法」があります。

枠組み壁工法は1974年に三井ホームがアメリカから取り入れた工法です。

枠組み壁工法は枠材に2×4の角材で作られたパネルで壁や床、天井などの面を作り、面を組み合わせて家を作り上げる工法です。

用いられる角材の規格や釘の大きさや、打ち込む間隔など細かく決められた基準で壁を配置して組み立てていくため、安定した品櫃と耐震性と耐火性に優れた家を短期間で建設できるのがメリットです。

他にも面と面を繋げ合わせて作ることで隙間が生まれにくくなり、気密性や断熱性も高くなります。

 

ただし、開口部を大きくできないことや、壁が家の構成となっているので壁を取り外してのリフォームが難しく、そのうえ規格化された木材を使って組み立ているため間取り変更も難しいこともあります。

枠組み壁工法は開口部や壁の面積によって耐震性の性能が変わり、耐震性を確保するために「開講口の幅は4m以下」「耐力壁線区画は40㎡以内にする」などの制限を設けているのです。

こういったことから枠組み壁工法はリフォームが難しいと言われていますが、枠組み壁工法を熟知している業者であれば要望に沿った提案をしてくれるところもあるため一度相談してみると良いでしょう。