家の寿命を決める耐震性や耐候性とは

耐震性と耐候性は建物の寿命を左右するうえでとても重要な機能です。

特に地震が頻繁に発生する日本では、建物の寿命を少しでも長くするために知っておきたい機能だと言えます。

 

◇ 耐震性の意味とは

建築基準法で定められている耐震性は、現在では震度6の地震が起こった時に倒壊しないレベルの建物であることを義務付けています。

耐震性を合わらすキーワードは4つあり、法律関係では建物の強度を定めているのは「旧耐震基準」と1986年6月以降の「新耐震基準」、数字が大きいほど性能が高い「耐震等級」、税金やローンの優遇を受けられる「長期優良住宅」、建物の構造を表す「耐震構造」「免震構造」「制振構造」があります。

 

◇ 耐候性の意味とは

耐候性とは、プラスチックや塗料・繊維などの有機素材の工業製品が紫外線や温度、湿度など天候の変化に対応できる性質のことを言います。

屋外では紫外線や風雨、塩害、湿気、温度など様々な影響を受けやすいため、屋内よりも劣化がは早くなり、耐候性は素材が天候の変化に強いかをと言うことを表しています。

たとえば、プラスチックでは屋外で使用すると変色をして次第に固くなり、最終的に割れてしまうことがあります。

これは耐候性の低いプラスチック材を使用していることで起こる現象で、屋外でプラスチックを用いる場合は耐候性の優れているアクリル樹脂がおすすめです。