「水勾配」の意味とは?水勾配の基礎知識と種類について

「水勾配(みずこうはい)」とは簡単に言うと傾斜のことです。

屋外や浴室など水が常時あるような場所のタイルや床仕上げ素材を水平よりわずかに傾斜するようにして水を流れるようにしています。

水勾配をつけないと水がいつまでもその場所に溜まり、水の汚れやヌメリの原因となり、滑って転倒してしまう危険性もあります。

また、寒い地域では水が夜中の間に凍ってしまうこともあるため気を付けなければいけません。

そのためアプローチ・駐車場・テラスやベランダや雨水がかかる床部分には必ず「水勾配」がされます。

 

「水勾配」を検討する時に考えなければいけないのが「水上(みずかみ)」と「水下(みずしも)」です。

排水溝がある側が「水下」、排水口から離れている所が「水上」となります。床タイルを施行する時には水上と水下の位置を考えなければいけません。

 

水勾配は外構工事に用いられることが多く、一見わかりにくいですが駐車場では2~3%の角度が付けられていて水の流れるように設計されています。

庭の水はけが悪い場合は土の中に雨水が浸透しないことが原因となるため、表面排水ができるように水勾配が必要ですが、新たに工事をするとなると費用がかかるため、簡易的な方法として砂利を敷くこともひとつの方法です。