今さら聞けないセメントとは?セメントの種類と特徴を解説!

セメントとはコンクリートの元になる粉末状の材料です。

セメントには主に「ポルトランドセメント」「混合セメント」「エコセメント」「特殊セメント」があり、市場に出ているセメントの7割はポルトランドセメントです。

 

・ ポルトランドセメント

原料のクリンカーを配合調整することで固まる速さや、固まる時の発熱量を変化させた6種類のポルトランドセメントができあがります。

それに加えてそれぞれに低アルカリタイプもあるため12種類のポルトランドセメントあり、用途に応じて使い分けられています。

 

・ 混合セメント

ポルトランドセメントに混合剤を混ぜ合わせたセメントで、「高炉セメント」「シリカセメント」「フライアッシュセメント」の3種類があり、混合剤の種類によってABCとそれぞれ分けています。

 

・ エコセメント

資源リサイクル型のセメントで都市ごみ焼却灰や下水汚泥を主原料としたセメントです。

塩素が含むため鉄筋コンクリートには使用できませんが、最近では脱塩素系の技術の進歩によって普通ポルトランドセメント近いものが開発されるようになりました。

 

・ 特殊セメント

白色ポルトランドセメント、超速硬セメント、グラウトセメント、アルミナセメント、油井セメントなどがあり、特殊なので工業用にはあまり使用されません。