耐震工事とはどんな工事?耐震工事が必要になるケースも解説!

「耐震工事」とは地震が起こった際に建物が倒壊しないようにするための工事です。

地震大国の日本では阪神大震災以降に耐震性の基準が大きく見直されるようになり、耐震工事の重要性が認識されるようになりました。

耐震工事とは具体的にどのような工事なのか見てみましょう。

 

◇ 耐震工事とは?

耐震工事とは地震の強い揺れに耐えられるような建物にするための工事です。

木造住宅であれば梁や土台、柱・筋交い等の接合部分や基礎部分を補強したり、構造用合金を等を壁に取り付いて「耐力壁」を増やす、屋根を軽量化する等の工事が行われます。

鉄筋コンクリート造では「後打ち壁」と呼ばれる補強壁を増やしたり、鉄骨枠の補強をしたり、耐震スリットの新設等を行い建物を補強します。

 

◇ 耐震工事が必要なケース

現在の建物は1981年に定められた「新耐震基準」に基づいて建てられています。

この「新耐震基準」に沿って建てられた建物は震度6~7の揺れに耐えられるようになっていますが、1981年以前に建てられた建物は基準が満たしていない建物もあるため耐震工事をおすすめします。

他にも、過去に大きな地震によりダメージがある場合は、見た目には何もなかったとしても脆くなっていることがあるため、補強しておくと安心です。