鉄筋コンクリート造の構造や特徴ついて

 

鉄筋コンクリート造とはコンクリートと鉄筋が一体となった構造で「Reinforced Concrete」を省略してRC造とも呼ばれています。

 

◇ 鉄筋コンクリートの構造

芯となる細い鉄筋をいくつも並べて網のように格子状に組み立てていき、次に型枠を作りコンクリートを流して固めていきます。

主に住宅や中低層のビルやマンション等に多く用いられている工法です。

 

◇ 鉄筋コンクリート造の特徴

建物がコンクリートでできているため燃えにくく耐火性に優れていて、また圧縮力と引張力にも優れているので耐震性も高いのが大きな特徴です。

他にも遮音性能が高いため防音効果もあり、近隣の音が気になる方や家で楽器を使用したい方にはおすすめです。

また、鉄筋コンクリート造はコンクリートの打設や養生期間が必要なので、他の工程よりも時間がかかりますが、木造や鉄骨造に比べると耐久性に優れていて、耐用年数は鉄筋コンクリート造建物は住宅用であれば47年、ビルで50年となっています。

 

ただ、鉄筋コンクリート造は熱伝導率が高いので外気の影響を受けやすくなるため光熱費がかさばりやすく、気密性が高く遮音効果がありますが、通気性が良くないため湿気による結露やカビ等が発生しやすいのがデメリットだと言えるでしょう。