家を建てる時に「ツーバイフォー住宅」と言う言葉をよく聞きますが、実際にどのような工法なのかわからないと言う方が多いようです。
ここでは、そんな方のためにツーバイフォー住宅の仕組みを解説しています。
◇ そもそも「ツーバイフォー住宅」とは?
「ツーバイフォー住宅」とは木造建築工法のひとつで、正式名称を「木造枠組壁工法」と呼びます。
世界ではツーバイフォー住宅を取り入れている国は多く、アメリカやカナダでは木造住宅の約90%はツーバイフォー住宅です。
起源はアメリカの西部開拓時代に熟練の大工の数が少ない事情からツーバイフォー住宅が急速に広がり、それが定着したと言われています。
方法は木材・壁・天井・屋根をすべて均一サイズにして、それらを組み合わせて箱のように組み立てていく仕組みで、単純な工法なので難しい技術の必要はありません。
◇ ツーバイフォー住宅の特徴
ツーバイフォー住宅は面を組み合わせて建てていくので、接合部分の密着性が高くなり優れた耐震性を確保することが可能です。
また、素材にグラスウールやファイヤーストップ剤を使用しているので建物全体が燃えにくく、たとえ火事が起きたとしても空気の流れを遮断して燃え広がりを防ぐことができます。