輸入住宅とは「海外の設計思想の住宅を、日本で設計して建築した家」のことです。
「海外で設計した家を日本国内で建てる」と言った方がわかりやすいかもしれません。
日本では梁、柱を用いた「木造軸組工法」が用いられています。
一方で、アメリカでは面と面を合わせる「ツーバイフォー住宅」が主流で、北欧では床、壁のパネルを作り組み合わせていく「パネル工法」や「モノコック工法」が主流です。
輸入住宅には主に2つの種類があり、素朴で自然との調和や温かみを感じさせてくれるヨーロッパスタイルと、シンプルで堅牢なアーリーアメリカンスタイルです。
◇ 輸入住宅のメリット
輸入住宅のメリットはオシャレな外観です。
日本の住宅にはない独特のデザインセンスがあり、広々として開放感のある空間はまるで映画に出てくる家のようです。
また、北欧の寒い地域は日本よりも寒いため、断熱性や気密性が高く、冬場に温かく過ごせるのがメリットです。
◇ 輸入住宅のデメリット
輸入住宅はパネル工法を用いられているため壁を撤去したり、新たに壁を設置する等の間取りが変更が困難です。
また、日本の住宅と規格自体が違うためメンテナンスがしにくいことも挙げられます。
他にも、輸入住宅は日本の住宅と思想が違うため、日本国内でインテリアや家具を選ぶ際にはマッチするものが見つかりにくいのもデメリットだと言えるでしょう。