べた基礎とは床一面と立ち上がっている部分を鉄筋コンクリートで作られた基礎です。
地盤と接する面が広くて、家の重さが分散されるため安定しているので耐震性に優れていると阪神淡路大震災以降普及するようになりました。
床一面が鉄筋コンクリートなので湿気に強く、そのためシロアリが発生にくいと言われていますが、シロアリが全く発生しない訳ではありません。
実はべた基礎でもシロアリが発生するケースもあるのです。
◇ べた基礎でシロアリが発生するケースとは?
・ 経年劣化でヒビが発生する
経年劣化でコンクリートにヒビが入ると危険です。
何故ならシロアリはヒビの隙間から入り込み、頑丈なアゴはコンクリートの粒子を砕いて蟻道を作って家の中へと侵入してきます。
そのため、コンクリートのヒビを見つけたら早めに対処するようにしましょう。
・ 水抜き穴より侵入する
ベタ基礎を作る際に頑丈に固めるため一面に水を張り、その水を抜くために小さな水抜き穴を空けますが、この水抜き穴よりシロアリやゴキブリなどの外注が侵入することがあるのです。
対策としては水抜き穴を完全に塞ぐ方法がありますが、水抜き穴は床下に溜まる水を排出する役割があるのでそのままにしておいて、防虫ネットを使って害虫の侵入を防ぐのがおすすめです。