「スクラップアンドビルト(Scrap and Build)」とは「壊して作り直す」と言う英語からからきています。
◇ スクラップアンドビルトとは?
老朽化や陳腐化して物理的または機能的に古くなった建物・設備を壊して最新のものに作り直すことを言います。
スクラップアンドビルトは建設業界だけではなく様々な業界で用いられていて、例えば小売業界では古くなった店舗を取り壊して、同地域に新しく開店することを「スクラップアンドビルト」と呼んでいるのです。
◇ 建設業界でのスクラップアンドビルト
日本の伝統的な建築素材は木ですが、一方でヨーロッパ諸国は石やレンガを素材として用いて建物を建築します。
そのため、江戸時代になると日本では古くなり老朽化した建物を「スクラップアンドビルト」をする思想が取り入れるようになりました。
高度経済成長期期からバブル期にに建設された建物が現在、更新期にきています。
最近では社会環境に対する関心が高まり、大量の廃棄物が発生する「スクラップアンドビルト」からリフォームやリニューアルをして長く使用できる「ストック型」へと移り替わろうとしています。
特に東京周辺や大阪周辺などの都市部にその傾向が多いようです。