新資格「技士補」とは?誕生の背景も詳しく解説!

2021年4月より新資格「技士補」が誕生しました。

そこで、ここでは「技士補」とはどのような資格なのかを解説しています。

 

◇ 技士補とは?

これまでおこなわれていた技術検定試験では学科試験(現在は一次検定)に合格していても、実地試験(現在は二次検定)で合格しなければ取得できませんでした。

しかし、2019年6月に国会で「新・担い手三法」という改正法案が可決されて、新たに誕生したのが「技士補」の国家資格です。

「技士補」の資格ができたことで、今までは4000万円以上の工事を受注するとひとつの元に対して一級施工管理士の配置が必要でしたが、現場に専任の技士補がいれば管理技術者は、他の現場とも兼任できるようになったのです。

また、一級施工管理技士補は現場責任者にもなることができるようになり、施工管理技術者の育成にも役立つを言われています。

 

◇ 「技士補」が誕生した背景

建設業界では作業員不足や高齢化に悩まされています。

「技士補」の資格ができたことで学科試験に合格した者を現場の責任者にできるため、管理技術者不足の解消につながります。

また、学科試験に合格しても実地試験が不合格であれば資格は取得できません。そのため、検定制度を変えることで若者の技術者を増やす目的もあります。