適切な水勾配を知る方法とは?

 

水交配とは駐車場やアプローチなどに雨水などの水を流すための傾斜のことをです。

適切な水交配がなければ水はけが悪くカビやヌメリの原因となり、滑りやすくなります。そのため、適切な水交配がなければいけません。

 

◇ 駐車場の水交配

駐車場には2%の水交配をつけるのが一般的で、簡単に言うと100cmに対して2㎝の水交配です。2㎝程度であれな見た目には傾斜がついていることはほとんどわかりません。

場所によってはもっと傾斜があるところもありますが、10%を超えるとサイドブレーキのかけ方によっては車が動くこともあるようです。

 

◇ 車椅子を想定したスロープの水交配

スロープの水交配の基準は建築基準法では12.5%以下、バリアフリー法では8.3%以下です。

建築基準法では最低限の定めで、水交配を12.5%にすると車椅子の方は工法で補助する人がいないと自力では登れないことを覚えておいてください。

 

◇ 水交配があればよい箇所

ベランダやバルコニーも駐車場同じように100㎝に対して2㎝、150㎝であれば3㎝の水交配です。

また、芝生や人工芝、砂利があるところも水交配の検討が必要ですが、コンクリートと違い土の中に水が浸透するため水交配は多少弱くても大丈夫です。