普段私たち使用している椅子には肘掛けが付いている「アームチェア」と、肘掛けがない「アームレスチェア」があります。
ここでは、アームチェアの歴史と特徴を解説しています。
◇アームチェアの歴史
アームチェアの歴史は古く古代エジプト時代から存在し、その頃は高貴な人が座るためのものでした。
そのため、ヨーロッパでは16世紀頃までは椅子と言えばアームチェアを指していたそうです。
◇アームチェアの特徴
アームチェアは肘掛けなあるのでリラックスができるのが特徴です。
実は腕の重さは人の身体の10%を占めると言われていて、その腕の重さが肩や首の凝りの原因になるのです。
アームチェアに座ることで腕の重さを肘掛けに預けることができるので、楽な姿勢で食事や会話を楽しむことができます。
そのため、ダイニングやホテルのラウンジ等の人がリラックスしたい場所にはアームチェアが設置されることが多くなります。
また、アームチェアは立ち上がる時の動作を補助する役割もあるのをご存知でしょうか。
年齢を重ねるうちに足腰が弱り、スムーズに立ち上がることが難しくなりがちですが、アームチェアに座っていると肘掛けの部分を支えにして立ち上がりやすくなるのも大きなメリットです。