建物の構造に「RC造」があります。
名前は知っていても詳しくは知らない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、RC造の特徴とメリットとデメリットを解説しています。
◇そもそも「RC造」とは?
「RC造」とは、コンクリートの芯に鋼鉄製の棒を使用して強度を高めた建造物のことで「鉄筋コンクリート造」とも呼ばれています。
RC造は高層マンションやビルによく使用されていて、耐用年数は建物の用途によって異なりますが、平均して40~50年です。
◇「RC造」のメリットとデメリット
「RC造」のメリットは非常に丈夫で耐久性や耐震性に優れていることや、コンクリートは不燃性材料なので耐火性も高くなります。
そして、遮音効果があるので防音性も高く、構造的な強度をしっかりと確保していればデザインの自由度が高いのもメリットだと言えるでしょう。
一方でデメリットは、コンクリートは熱伝導率が高いため外気の影響を受けやすため光熱費が高くなる傾向があります。
また、木造や鉄骨造に比べると建物自体の重量があるため、地盤の弱い場所に建設する場合は地盤補強をしなければいけません。
他には気密性があるため湿気がこもりやすいことや、解体をする場合はコストがかかるのがデメリットです。