建設業界での「アイソメトリック」とはどのような意味がある?

「アイソメトリック」は建設業界では、設計図のイメージをわかりやすく表現をするために用いられる投影図法のことです。

「アイソメトリック」とはどのような図なのかをまとめています。

 

◇「アイソメトリック」とはどんな図?

「アイソメトリック」は略して「アイソメ図」とも呼ばれている、立体を斜め上から見た様子を表示する立体表現法のひとつの投影図法です。

空間を表すときに立体のX,Y,Z 軸がそれぞれ120°間隔に見える、等しい角度で立体を投影します。

そして、X,Y,Z 軸のそれぞれが等しい間隔で見えるように投影をして、寸法を実寸で狂いのないように描きます。

そのため、図で寸法が伝わりやすく、実際の大きさをイメージしやすいのが特徴です。

 

◇「アイソメトリック」が使用される場面

建築では図面では伝わりにくい奥行きや高さを表現する際によく用いられます。

一枚の図面では表すとなると情報量が多くて見づらいものになりがちですが、アイソメトリックであれば図面を視覚的に表現できるメリットがあります。

また、配管の分野では配管は複雑な配管ルートを、立体的にわかりやすく表すことができるので施工のイメージがしやすいとしてよく用いられています。