アセトアルデヒドとシックハウス症候群の関係性

「アセトアルデヒド」とは【化学式C2H4O】で表される有機化合物で「シックハウス症候群」の原因になると言われています。

 

◇アセトアルデヒドとは?

アルコールが酸化して形成される特異な刺激臭を持つ無色透明の液体で、引火性が強いため消防法では危険物第4類引火性液体に指定されています。

用途はホルムアルデヒドと同じように接着剤や塗料、防腐剤として使用されていたり、合成ゴムや合成樹脂などの化学製品を合成する原材料に使用したりします。

 

◇シックハウス症候群との関係性

アセトアルデヒドを吸入すると顔面紅潮や頭痛、めまいなどの症状が表れ、小さな子供ではアトピー性皮膚炎や喘息を引き起こすこともあるようです。

住宅を建設する際の建材や内装材、家具などに使用されている化学物資により身体の不調を訴えることを「シックハウス症候群」と呼んでいて、近年問題視されています。

 

このシックハウス症候群の原因となる化学物質にアセトアルデヒドはじめホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどがあり、どのくらいの量で症状が出て来るのかは個人差があります。

対策としては、「できる限り化学物質を使用されていない建材を使用する」、「空気の流れを良くするために換気をおこなう」等があります。