AQマークの概要と作られた目的とは?

木質の建材性能を保証する制度に「JAS」規格がありましたが、新しい木材が開発されてJAS規格だけでは対応できなくなりました。

そこで、誕生したのが「AQマーク」です。

 

◇AQマークとは

AQマークは新しい木質建材の品質や性能を客観的に評価や認証をすることを目的に誕生しました。

発行しているのは財団法人日本住宅・木材技術センターで、認定された製品には「AQマーク」の表示が許可されます。

JASマークとの違いは、「広く普及している製品の規格化」にはJAS規格、一方で「新技術の開発による製品」にはAQマークが信頼の目印です。

AQマークには3年間の期限があり、申請をすると延長もできます。

 

◇AQマークでわかること

木造住宅が多い日本では木材の品質は良い家作りにはとても重要です。

なぜなら、内装や設備は後からリフォームをして変更ができますが、木材は家の構造にも使用されているため簡単には変えることができません。

そのためにもJAS規格やAQマークを目安に品質の良い建材を選ぶようにしましょう。

また、木材メーカーが新しい建材を開発した際に、自ら申請をして認証を受けることも可能です。こうしたことから、AQマークは技術開発を促す効果があると期待できます。