近年、環境問題や健康に考慮された住宅が次々と登場しています。
その中でも、注目されているのが「エアサイクルシステム住宅」です。
◇そもそも、【エアサイクルシステム住宅】とは?
「エアサイクルシステム住宅」とは空気の循環を利用した省エネルギー住宅です。
仕組みは外壁と内壁の間に空気の通り道を作り、空気を循環させて温度調節をするように設計をされています。
家の中の空気が循環することで夏は冷たい空気を循環させて、そして冬は温かな空気を流すことで冷暖房費の削減が可能になるのです。
エアサイクルシステム住宅は「温かい空気は上に、冷たい空気は下にいく」と言う原理を利用しています。
◇【エアサイクルシステム住宅】のメリット
エアサイクルシステム住宅のメリットは床下や壁内部にまで空気が循環するので、木材の湿気を防ぎシロアリの繁殖を防ぐので家が長持ちすることです。
また、湿気によって発生するカビやダニによるアトピー性皮膚炎や喘息、アレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患の防止にも役立ちます。
エアサイクルシステム住宅は省エネルギーを考えて、そのうえ健康には配慮できる作りになっているのが大きな特徴で、自然の力を活かそうとする昔の日本家屋で培った知恵が反映されていると言えるでしょう。