浸透式は必要?浸透式の役割とメリットとデメリットを解説!

「浸透式」とは雨水や生活用水を下水に流すのではなく、地下に吸い込ませる排水方式のことを指します。

 

◇「浸透式」とは

建物の排水管の末端は下水道や排水設備に連結する必要があり、都市部では公共下水道に連結していますが公共下水道が整備されていない地域では浸透式が用いられています。

浅い井戸の穴に小穴がいくつも空いている浸透桝を設置して浸透桝に雨水を集中させて、地中へと排出させます。

 

◇浸透式のメリットとデメリット

・メリット

雨水を地中に排出させることで地表を流れる水量が減るため、河川の氾濫や浸水被害を防ぐことができます。

また、建物や舗装をしていれ水が浸透できる土地が少ないと地盤沈下が起こりやすいですが、雨水を地下に浸透させることで地盤沈下を防止へと繋がります。

他にも自治体によっては浸透式を導入するのに補助制度を設けているところがあります。利用すると導入費用の一部を自治体に負担してもらえるので、導入する前に自治体に確認をしてみましょう。

 

・デメリット

浸透式では地中に穴の開いた浸透桝を設置して、その穴から雨水を排出させますが、長年使用しているとゴミやヌメリ等で排出機能は低下してしまいます。

メンテナンスをすると再び機能は復活しますので、定期的なメンテナンスがおすすめです。