ルネッサンス様式後期「マニエリスム」の特徴と代表作を解説!

「マニエリスム」はルネサンス後期のイタリアの美術様式です。

ここでは、「マニエリスム」の特徴と、代表作を紹介します。

 

◇「マニエリスム」とは?

200年近く続いたルネサンスは前期と後期の建築様式に変化があります。

マニエリスムは16世紀後半から17世紀初頭にかけてイタリア中心に、ヨーロッパ全土に広がった芸術様式です。

この時代は、ミケランジェロやラファエロの巨匠の芸術的技法を真似て作品を制作することを「マニエラ」と呼んでいました。

しかし、その後さらに自由を求めてルネッサンス様式から離れていき、極端な協調や湾曲が加えられるようになったのです。

 

◇マニエリスムの代表作

・ロッソ・フィオレンティーノ

マニエリスム初期の画家。彼の代表作品の「十字架降下」は、悲壮感が漂う人物の動作や、観念的な色彩は、盛期ルネサンスにはない異質で主観的な絵画空間を感じさせます。

 

・パルミジャニーノ

代表作は「長い首の聖母」があり、ミケランジェロとラファエロの影響を受けてた画家の一人で、典型的なマニエリスム絵画を制作しました。

 

・アンドレア・パラッディオ

ルネッサンス後期の著名な建築家で、平面図や立面図の設計図を初めて用いた建築家です。代表作には「レデントーレ教会」「サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂」のジャイアント・オーダーがあります。