マンサード屋根のメリットとデメリットを解説!

 

マンサード屋根(マンサードやね)は、特徴的な二重傾斜の屋根構造を持つ建物の屋根です。

厳密に言うと「屋根の上部が緩勾配、下部が急勾配となっている二つの傾斜面をもつ屋根」のことで、「腰折れ屋根」とも呼ばれています。

17世紀フランスで広く使用されたことから、「マンサード」という名称が付けられました。

 

◇マンサード屋根のメリット

マンサード屋根は、その特徴的なデザインから、建物に個性的で魅力的な外観を与えることができます。

また、建物の屋根空間を有効に利用することができるのもメリットのひとつです。

下部の傾斜部分は、居住スペースや収納スペースとして使用することができ、フランスでは、この部分をアトリエやルーフルームとして使用することが一般的です。

雨水が流れやすい形状になっているので、水はけが良いため屋根が長持ちするのもメリットのひとつです。

 

◇マンサード屋根のデメリット

屋根の交配が急に変わる境目の部分が劣化しやすくなるため、そこから雨漏りが発生することがあります。

また、屋根の傾斜が2段階になっているため太陽光パネルの設置が難しくなっています。設置できないことはありませんが、設置の際は太陽光発電専門業者に相談しましょう。