「メタルハライドランプ」の特徴と用途を解説!

メタルハライドランプ(Metal Halide Lamp)は、高圧気体放電ランプの一種です。

HIDランプの一種で、略して「メタハラ」と呼ばれることもあります。

 

◇メタルハライドランプの特徴

メタルハライドランプは高圧気体放電ランプの一種で、特定の金属ハライド化合物を含むアーク管内で光を発生させる照明器具です。

構造はランプ内のガスが高圧で放電されることでアークが発生し、ハライド化合物を含む材料が加熱され、可視光線や近赤外線を放射します。

特徴としては高い光量と高い光効率を持っていることで、これにより、比較的少ない電力消費で明るい光を得ることができます。

点灯までの時間が比較的長いという欠点がありますが、点灯後は安定して明るい光を提供し、寿命が長いのも特徴のひとつです。

 

◇メタルハライドランプの用途

主に屋内外の照明や街路灯、スポーツ施設の照明など、広範囲の照明ニーズに使用されます。

例えば、大型の商業施設や構想ビルの吹き抜け部分、サッカーや野球のスタジアムでのナイター用照明としても利用されています。

他には、漁業ではイカ漁やサンマ漁の集魚用としても活用しています。

しかし、LED技術の進化により、エネルギー効率と寿命が改善されたLED照明がハライドランプに代わり普及しつつあります。