「優先取組み6物質」とは?物資の特徴を解説!

「優先取組み6物質」とは住宅やビル等の建物内で空気汚染をもたらす物質の中で、優先して取り組む必要がある大気汚染の原因となる6種類の物質のことです。

 

◇6種類の物質の特徴

・ホルムアルデヒド

常温では無色の可燃性の刺激性気体で、主に消毒剤、防腐剤、組織固定剤として使用され、シックハウス症候群を引き起こす原因物質のひとつです。

 

・トルエン

トルエンは分解ガソリン等から抽出される芳香族炭化水素で、溶剤や化学品の原料として使用されています。

 

・キシレン

無色透明の液体でキシレンの大半は化学原料に使用されることが多く、油性塗料や接着剤、印刷インキ、シンナー、農薬などの溶剤、ガソリンや灯油にも含まれています。

 

・木材保存剤

木材の防腐,防虫を目的とした薬品にシックハウス症候群の原因となる物質が含まれています。

 

・可塑材

塩ビを中心にプラスチック製品に柔軟性を与えたり、加工をしやすくするために添加する物質のことで、酸とエステルから生成されている。

 

・防蟻剤

イエシロアリやヤマトシロアリの侵食を防ぐ目的で、土壌や木部に施す薬剤です。

成分は有機リン系、カルバメート系、ピレスロイド系の薬剤が使用されているので、急性毒性、発がん性、免疫毒性等の健康被害をもたらします。